“The Wedding People” を読み終えて
英語の勉強は、いまは基本的に
・海外ドラマを観る
・Kindleで洋書を読む
この2つだけです。
洋書は図書館ではなかなか手に入らないので、Kindleで500円以下の本を探して読むことが多く、電車に乗っているときや外出先の待ち時間に少しずつ読み進めています。
内容も、気軽に読めるコージーミステリーやYA(ヤングアダルト)が中心です。
今週読み終わったのは
“The Wedding People”(Alison Espach)
外から見える幸せと、本当の気持ち
主人公フィービーは文学部の教授。
夫も同じく大学教授で、しかもハンサム。外から見れば、幸せな夫婦そのものに見えます。
けれど実際には、
仕事は行き詰まり、夫婦関係はどこかマンネリ気味。不妊治療もうまくいかず、少しずつ積み重なった疲れや焦りが、ある出来事をきっかけに一気に表に出てしまいます。
彼女は、憧れだったオーシャンビューのホテルへ一人旅に出ます。
そこで人生を終わらせようと考えていたのですが、ホテルは豪華な結婚式に集う人々であふれていて——というところから物語が始まります。
最初は、少し昼メロのような展開なのかなと思いましたが、読み進めるうちに印象が変わりました。
登場人物それぞれが、誰もが抱える悩みや迷いと向き合っていることが丁寧に描かれていて、無理なく最後まで読むことができました。
自分の気持ちを言葉にすること
私自身も、フィービーのように自分の気持ちを外に出すのがあまり得意ではありません。
また、不妊治療をしていた時期があるので、出口の見えない焦燥感や、夫婦の間のぎくしゃくした空気には、感情移入できるところがたくさんありました。
物語の中で印象に残ったのは、
「誰も自分のことを知らない場所」だからこそ、取り繕わずに話せる、という場面です。
正直な気持ちを伝えると、相手も少し心を開く。
そんなやり取りが重なって、人との距離が少しずつ近づいていく様子が静かに描かれていました。
普段の生活の中では、役割や立場があって、本音を言いにくいこともあります。
でも、ふとした場所で、思いがけず深い話ができることもあるのかもしれない。
そんなことを考えさせられました。
結婚式の文化も興味深い
もう一つ印象に残ったのは、欧米の結婚式の描写です。
物語に出てくるのは特別に豪華な結婚式なので、
opening reception や rehearsal dinner など、日本ではあまりなじみのないイベントも登場します。

また、
- bride(花嫁)を支える bridesmaids
- 親友で中心的な役割を担う maid of honor
- 新郎の親友である best man
といった存在の重要さも伝わってきます。
独身最後の夜を友人と過ごす
bachelorette party や bachelor party の様子も少し描かれていて、文化の違いという意味でも興味深く読むことができました。
軽く読めて、静かに余韻が残る一冊
重たいテーマも含まれていますが、文章は読みやすく、通勤や外出の合間に読むのにちょうどいい一冊でした。
派手な展開があるわけではないけれど、
読み終わったあと、少しだけ自分の気持ちを見つめたくなる。
そんな静かな余韻のある物語でした。
今日のひとこと英会話
Sometimes it’s easier to talk to a stranger.
(知らない人のほうが、かえって話しやすいこともある)
ポイント:
Sometimes = ときどき
It’s easier to 〜 = 〜するほうが簡単だ
stranger = 知らない人
短くて覚えやすく、この本の雰囲気にも合う表現です。


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