読書

読書

風に吹かれながら、育っていく

『風のマジム』を読んで原田マハさんの『風のマジム』を読みました。物語の主人公は、沖縄の小さな会社で働く女性・伊波まじむ。彼女が、沖縄のさとうきびから本格的なラム酒を作るという夢に情熱を注ぎ、周囲を巻き込みながら少しずつ形にしていく物語です。...
読書

幸せは、神様と分かち合うもの|

『お稲荷さまの謎解き帖』を読んで最近、朝水想さんの『お稲荷さまの謎解き帖』を読み終えました。物語の主人公は、まだ修行中の「やわ神」である稲荷神。大神様に命じられ、人間の願いをかなえるために地上で奮闘する――そんな少し不思議で、どこか人間くさ...
Beautiful Japanese Words

ちょっと立ち止まってもいいと思えた日

『ちょっと仕事やめてくる』を読んで『ちょっと仕事やめてくる』(北川恵海) を読みました。タイトルだけはどこかで見かけたことがありましたが、読むのは今回が初めてです。調べてみると、10年ほど前に映画化もされた作品なのですね。物語の主人公は、仕...
読書

誰も寂しくならない場所

『丘の上の洋食屋オリオン』を読んで『丘の上の洋食屋オリオン』(沖田円)を読み終えた。このところ、不思議と心を癒してくれる“食堂もの”が続いている。『風のベーコンサンド』(柴田よしき)、『陽だまりランチボックス』(高森美由紀)、そして 『スイ...
洋書

物語とことば|読書・洋書・海外ドラマから見つけた心に残るフレーズ

本やドラマの中には、ふと立ち止まりたくなるような言葉があります。登場人物のひと言に励まされたり、自分でも気づいていなかった気持ちにそっと名前がついたり。このページでは、日本の小説、洋書、海外ドラマを通して出会った、心に残ることばやフレーズを...
読書

もう一度、旅に出る季節

旅エッセイを読んで『旅のつばくろ』を読んだ。作者は沢木耕太郎。沢木耕太郎といえば、若い頃に読んだ深夜特急を思い出す。まだ海外旅行が今ほど手軽ではなかった時代、異国の街のざわめきや、空気や匂いまで感じられるような描写に、大いに旅心をかき立てら...
読書

還暦からのすごろく

『隠居すごろく』を読んで『隠居すごろく』を読んだ。作者は西條奈加。なんの前知識もなく読み始めたのだが、これがとても面白かった。江戸時代の町人の暮らしを舞台にした、あたたかな人情小説である。物語の主人公は、商いを子に譲り、隠居した徳兵衛。六十...
読書

理屈とことばのあいだで

『探偵ガリレオ』を読み終えて探偵ガリレオを読み終えた。東野圭吾の作品といえば、私の中では『ナミヤ雑貨店の奇蹟』や『クスノキの番人』のように、どこかノスタルジックで温かいファンタジーが思い浮かぶ。けれど、この『探偵ガリレオ』は、少し違う顔を見...
読書

『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』を読んで

還暦からのひとり旅に憧れて最近、『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』(中道あん)を読み終えた。著者は、この旅に出る直前に還暦を迎えたという。年齢がちょうど近いこともあって、読みながら「わかるなあ」とうなずく場面が何度もあった。この...
読書

哲学本の最後に出てきた言語学者

最近、ちょっと不思議な順番で哲学に触れている。きっかけは、海外ドラマ"The Good Place"。軽いコメディのように見えるのだけれど、登場人物たちは、「人はなぜ善いことをするのか」「どう生きるべきなのか」といった問いに何度もぶつかる。...