『老人と海』を英語で読んでみたけれど ー It wasn’t really my cup of tea

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kindleで洋書を1冊読み終わりました。

今回読んだのは
The Old Man and the Sea
by Ernest Hemingway

日本語題は『老人と海』。
あまりにも有名な名作です。

たしか昔、日本語で読んだことがあるはず……なのですが、ほとんど何も覚えていませんでした。
kindleで100円という破格のお値段だったので、思わずポチッと購入。

船や魚釣りに関する専門用語は多少出てくるものの、文章自体はとても平易で読みやすい。
ヘミングウェイの簡潔な文体は、英語学習者にもありがたい存在です。


老人と巨大なカジキ

物語は、年老いた漁師がたった一人で海へ出て、丸2日間かけて巨大なカジキマグロと死闘を繰り広げるというもの。

ついに釣り上げたものの、帰路でサメの襲撃に遭い、港へ戻ったときには残ったのは巨大な骨だけ――。

老人の目を通して描かれるのは、自然への畏敬、孤独、誇り、そして人間の尊厳。
人は自然に勝つのではなく、その一部として抗い続ける存在なのだ、と語りかけてくるような作品です。

……が。

正直に言うと、私は物語としてあまり面白味を感じられませんでした。

比較的短い作品なので最後まで読み切りましたが、途中からは課題図書を読まされている中学生の気分。
もちろん、年齢や読むタイミングによって本の感じ方は変わるのでしょう。

それでも改めて気づきました。
私はやはり、ウィットに富み、ストーリー性のある作品が好きなのだと。

次は少しファンタジー要素の入った軽めのミステリーにしようと思います。


気になった2つの単語

ストーリーとは直接関係ありませんが、読んでいて気になった言葉がありました。

① “boy”

作中に登場する、老人の唯一の理解者ともいえる少年。
名前は出てきませんが、老人に食事をおごり、一人前の漁師として働いている様子。

それでも彼はずっと “boy”。

一般的に “boy” と聞くと、中学生くらいまでの印象。
年齢が高くても17、18歳くらいの「まだ大人ではない男性」というイメージでしょうか。

けれど、老人にとっては幼いころから漁を教えてきた存在。
どれだけ成長しても、彼は「自分の坊や」なのかもしれない。

言葉には、辞書的な意味以上に、関係性がにじみ出るのだと感じました。

② “dolphin”

もう一つは “dolphin”。

物語の中で、カジキとの格闘の合間に釣り上げ、栄養源にしていた魚です。
最初は「イルカ?」と混乱しましたが、どうやらここではシイラ(mahi-mahi)のことを指す場合があるようです。

同じ単語でも文脈によって意味が変わる。
洋書を読む醍醐味は、こんな小さな発見にもあります。


名作を読んでも必ずしも心が震えるとは限らない。
でも、「自分は何が好きか」を確認できたことは、収穫だったのかもしれません。


今日のひとこと英会話

It wasn’t really my cup of tea.
(あまり自分の好みではなかった。)

名作に対して使うのは少し勇気がいりますが、
そんなときこそやわらかく本音を伝えられる便利な表現です。ツール

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