晴れた日に木の下を歩いていると、
葉のあいだから光が静かにこぼれてくることがあります。
地面にゆれる光の模様。
風が吹くたびに、光もやわらかく揺れます。
日本語には、その光を表す言葉があります。
「木漏れ日(こもれび)」です。
木漏れ日(komorebi)とは、
木の葉の間から差し込む太陽の光のこと。
英語ではよく
sunlight filtering through the leaves
(葉のあいだから差し込む光)
のように説明されます。
でも、この風景を一つの単語で表す英語はありません。
木漏れ日という言葉は、
光そのものというより、
木と光がつくる一瞬の風景を表しているように思います。
日本語には、このように自然の細かな情景を表す言葉がたくさんあります。
春の光、夏の風、秋の空、冬の静けさ。
そうした自然の気配が、言葉の中にそっと残っています。
本を読んでいると、ときどき「木漏れ日」という言葉に出会います。
そのたびに、
夏の公園や、静かな森の道を思い出します。
言葉はただの意味ではなく、
小さな風景を連れてくるものなのかもしれません。
今日のWord Note
木漏れ日
komorebi
sunlight filtering through the leaves
A Japanese word describing sunlight shining through the leaves of trees.
本の中にも、日常の中にも、
まだ知らない言葉の風景がたくさんあります。
これからも、そんな言葉を少しずつ集めていきたいと思います。
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