こんにちは、komorebiです。
『Story Word Cafe』にお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
子供のとき、勉強は「しなきゃいけないもの」でした。
テストの点数を取るために、ただただ覚えるもの。
でも、大人になってから、勉強って、楽しいことなんだと気づきました。
「なんでこのセリフ、こんな言い回しなんだろう」とか、
「ずっと当たり前に使ってきたこの日本語、どうやって生まれたんだろう」とか。
そんな小さな引っかかりを、少しずつたぐっていく時間が、思っていた以上に毎日を豊かにしてくれるのです。
小説を読んでいても。
ドラマを観ていても。
洋楽を聴いていても。
言葉の裏側が少し見えた瞬間、急に世界の輪郭が変わるときがある。
今回は、noteで続けている『言葉の標本箱』シリーズの中から、vol.16〜20をまとめました。
短編集みたいな気持ちで、気になるところからのぞいてもらえたら嬉しいです。
🐈 標本No.16:猫が「スカーフ」を飲み込む!?コージー・ミステリーから覗く、日英「食べる」の不思議な話
海外のミステリー小説を読んでいるときに出会った、”scarf down/up” という奇妙な表現。
首に巻くあのスカーフを、なぜか「ガツガツ食べる」という意味で使うネイティブたちの、ちょっぴりユーモラスで意外な言葉の秘密を覗きます。
こういう話に出会うたび、言葉って意外と“雑味”を抱えたまま育ってきたんだなと思います。
🎧 標本No.17:ユーリズミックスが教えてくれた、英語が「韻」を踏み、日本語が「拍」を数えるミステリー
80年代の名曲に仕掛けられた音のパズルから、現代の言葉職人・Creepy Nutsのラップまでを大解剖。
英語が「音の色」をハメるパズルなら、日本語は「音の長さ」を流し込む器。日英の脳内快感スイッチの違いに迫ります。
🍷 標本No.18:自分のあざとさに、絶望する夜
日常のふとした瞬間に自覚してしまう、人間の小さな「あざとさ」や見栄。
そんなビターな感情を、辞書の無機質な言葉ではなく、文学の行間や異文化のフィルターを通して優しく咀嚼(そしゃく)する、ちょっと大人の夜更かしエッセイです。
🎬 標本No.19:「ここにいるよ」と「そこへ行くよ」。大切な人を支える英語の、“たった1文字”の違い
海外ドラマ『One Day at a Time』の涙が止まらないシーン。
絶望する友人にかけた “I’m here for you.” という言葉。
なぜ未来形(will)ではなく現在形なのか?
ブルーノ・マーズが歌う “I’ll be there” との心の距離感の決定的な違いをひも解きます。
📖 標本No.20:「すくう」の中に隠れていた、優しさと罠と“スクープ”の話
小説『キッチン常夜灯』に登場する「行き場のない人を掬(すく)い取る」という美しい表現。
水を持ち上げる「掬う」と、人を助ける「救う」の同じルーツ。
なのに、なぜ突然「足をすくわれる」という罠に化けるのか?
英語の scoop に隠されたギラギラした秘密まで、言葉のツンデレな歴史を旅します。
☕ 次回は、「食べる」をめぐる新シリーズへ
言葉を眺めていると、辞書だけでは見えてこないものがたくさんあります。
その国の感覚。
人の癖。
声の温度。
だから私は、英語を勉強しているはずなのに、気づくと日本語のほうを見つめ直していることがよくあります。
さて、この『言葉の標本箱』ですが、次回からさらにパワーアップした新シリーズが始まります!
初の有料記事シリーズ『大人の日英言葉図鑑 Vol.1(食べる編)』、ドキドキのお披露目です。
vol.16の「scarf down」の話を、もっと深く、もっと五感寄りにしたような内容になる予定です。
「食べる」
「味わう」
「飲み込む」
毎日あたりまえみたいに使っている言葉を、図鑑をめくるみたいに一つずつ眺めていくシリーズにしたいなと思っています。
珈琲1杯分くらいの、小さな知的寄り道として楽しんでもらえたら嬉しいです。
今夜も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
あなたの夜に、静かな言葉の灯りがともりますように。
komorebi

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